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死という最期の未来
「死という最後の未来」 石原慎太郎 曽野綾子 対談集 幻冬舎 神を信じない石原慎太郎(87歳)と神を信じるカトリック教徒の曽野綾子(88歳)の死生観を、ディベートゲームのように楽しく語り合う対談集で、大変面白かった。 ・ … 続きを読む
私の息子はサルだった
「私の息子はサルだった」佐野洋子著 佐野洋子さんのエッセイはこの本棚にも何冊か紹介しましたが本当に素晴らしい。 言葉使いは乱暴で自分のことは自虐的に、周りのお友達のことなどには呆れたり小馬鹿にして書かれていることも多いの … 続きを読む
まちの植物のせかい
「まちの植物の世界」鈴木 純 著 雷鳥社 病後のリハビリのため毎日ウオーキングをしています。 一日3000歩以上を目標に歩いていますが、植物オタクぐらいに樹木、草花が好きな私は、路傍の植物観察を楽しみながらの散歩です。 … 続きを読む
ペスト
「ペスト」アルベール・カミユ 著 日本中(世界も)、コロナ禍で規制され翻弄されている中、カミユの「ペスト」がよく話題に取り上げられているので読みました。 著者カミユによるペストという悪疫禍の記録本です。主人公に医師のリウ … 続きを読む
天に星 地に花 人に慈愛
「天に星 地に花 人に慈愛」 帚木蓬生 著 世界中に広がる新型コロナウイルス蔓延との戦いに、世界中の政治家、医療機関、企業、貧しき人・富める人・人種の差なく被っている民衆が、躍起になって生きる道を探っています。 巣ごもり … 続きを読む
悲しみよ こんにちは
「悲しみよ こんにちは」フランソワーズ・サガン著 河野万里子訳 もう50年も前になると思うが、著者のサガンが19歳で処女小説「悲しみよ こんにちは」を発表、一躍フランス文壇の寵児となり、日本では朝吹登水子の翻訳でベストセ … 続きを読む
うから はらから
「うから はらから」阿川佐和子著 新潮文庫 <うから>は親族・同族 <はらから>は同胞・兄弟姉妹の意で両語とも、古くは万葉集に見られる和語である。 ということで、この小説は、バツイチで実家に帰ったアラフォーの未来(ミク) … 続きを読む
コロナの時代の僕ら
「コロナの時代の僕ら」パオラ・ジョルダーノ著 飯田亮介訳 世界は新型コロナウイルスの危機に陥っている。感染拡大は落ち着いてきているとのニュースも流れているが貧困層の多い途上国では感染予防の道は閉ざされた状態で、ウイルスは … 続きを読む
老活の愉しみ
「老活の愉しみ」帚木蓬生著( 2020/02 新書) 私の尊敬する、精神科医であり小説家、帚木蓬生さんの「100歳まで健康に生きよう!生きられる!」という説得ある教本です。 去年かかった癌を克服したばかりの私は、生かされ … 続きを読む
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」 ブレイディみかこ著 朝日新聞土曜日に連載されている「フロントランナー」に先週、ライター・コラムニストのブレディみかこさんが紹介されていました。彼女は英国のブライトンという街 … 続きを読む