老活の愉しみ

「老活の愉しみ」帚木蓬生著( 2020/02 新書)

私の尊敬する、精神科医であり小説家、帚木蓬生さんの「100歳まで健康に生きよう!生きられる!」という説得ある教本です。

去年かかった癌を克服したばかりの私は、生かされ残された命の終活のことばかり考えていましたが、「終活より老活を楽しく過ごそう!100までも!」という勧めに心を動かされました。

現在72歳の帚木さんは60歳で白血病を患い克服しこれからは健康寿命を延ばし、誰でもが100歳まで楽しく生きられる日本にしたいと述べられている。

「紺屋の白袴」のように「医者の不養生」ということがよく言われていますが、帚木さんは徹底した自己の健康管理を楽しくされ、病を抱える多くの患者さんにやさしい診療と指導をされ人望を集めています。

<脳は鍛えないと退化する、がすべての土台、筋肉こそが日本を救う、認知症でも生きつくそう>というスローガン。

課題のほとんどは私も承知していましたが、思いがけない目からウロコとなった課題は、“精神不調解消はとにかく身を忙しくして治す”である。

まず昨日から実践。ストレスのことを考えず忙しく働いて頑張った。ストレス解消には効果あるかも。

先生はスクワットを何と1日120回されているんだって!

そんなぁ!病あがりの私には出来るわけない。でも一日に1回につき10回を3回すれば30回。これは出来るかも。

一日8000歩を目当てのウォーキング。

抗がん剤副作用で去年の秋に歩けなくなった私は、歩行器、杖から、杖なしヨロヨロ歩で、昨日やっと3500歩までこぎつけました。

私にとっては、まだ老活ではなく終活の気持ちですが、元気で日々を暮らすための指針となり元気出ました。

 

 

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