「君たちはどう生きるか」 吉野源三郎著
時事問題解説で有名な池上彰さんや新聞誌上で絶賛されているので読んでみました。
子供向けの哲学書です。
小学生高学年から高校1年生ぐらいのすべての子どもとその親に読んでほしいなあと思いました。
池上彰さんが「君たちはどう生きるか」を読む前に読んで欲しいと書かれた小文「私達はどう生きるか」を載せます。
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私がこの本に出会ったのは、小学生の時。父親が買ってきました。親から「読め」と言われれれば反発するのが子どもというもの。当初は読もうとしなかったですが、書き出しから「コペル君」が登場し、思わず引き込まれ、気がつくと夢中になって読み進んでいました。
今になってみると、父が子どもに読ませたくなった気持ちがわかります。人間としてどう生きればいいのか、楽しく読んでいるうちに自然に考える仕掛けが満載だからです。
これは子どもに向けた哲学書であり、道徳の書なのです。
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4月に誕生日を迎える高校生の孫息子に誕生プレゼントとして贈りました。
読んでくれるかなあ、、。
この本は、誰かに贈りたくなる本ですね。
私も自分が読んだ後、東京の娘の部屋に置いてきました。
娘は感動してくれて、お友達にも薦めたと感想をくれました。
今の時代の子どもたちにもちゃんと届くこの本の力を感じます。
コメントをありがとうございました。
私の方は孫息子が読んでくれたかどうかわかりませんが、絶対に読んでほしい本です。
どこかの書評に載っていましたが、この本は将来リーダーシップを取るようになる人に読んでもらいたい思いがあると書いてありました。
私もそう思います。
孫息子はどちらかというとリーダーシップを取ることになるのではないかと思われるので是非読ませたいと思ったのです。
間違ったリーダーにならないように・・・ということですね。
重要なことですね。
リーダーシップをとれそうな若者がなかなかいない昨今で、貴重な存在ですね。
弱い人、頑張れない人、頑張りようのない人の気持ちもちゃんと推し量れるリーダーになっていただきたいですね。
うちの娘は、これをきっかけに哲学書(入門程度ですが)を読むようになったと言っていました。
この本を多くの若い人たちが読み解き、まっとうな人間関係のあり方を考えて、世界を背負っていってほしいですものです。
少なくとも2人の若者がそのことに気づいてくれましたね。
本当に。
親や学校に任せておくと、昨今この手の話がまったく出て来ないですものね。
また、建築の道に進まれたお孫さんのその後についても、聞かせていただきたいです。
この本の重要課題は平和な世の中を作っていくために何が必要なのかを子どもたちに考えさせることと思います。ディベートというゲームを学校でも取り上げられるようになってきたことを聞きます。もともとは2者が討論し正しい結論とまではいかなくても物事には2つの考えがあるという他者からも学ぶというゲーム(私も若い時好きだった)だったと思われますが、最近は自分の意見をどこまでも押し付け勝負をつけるようなゲームに転じ、政治家も弁論が勝つほうが認められるようになって、世の中恐ろしくなってきました。
その危機に触れられているのが以前この本棚でも紹介した帚木蓬生著の「ネガティブ・ケイパビリティ」です。
KIYOKO様。あなたはまだ若い。発信する場があります。どうぞ自分の問題だけとしないでリベラルな考えを発信してください。
私?私はもう無力です。こんな機会にチョロチョロ意見を言うばかりで人を動かす力はなくなっています(涙)。
自分の頭で考えられる子どもに育てるためにも、
まず大人も自分の言葉で伝えるべき。
そのことに気づかせてもらえた一冊でした。
「ネガティブ・ケイパビリティ」も読んでみたいです。
sonokoさん、そんな気弱なこと言ってないで!
次の世代が間違った道を進まないように
まだまだ私達にも担う役割はありそうですよ。
一緒に頑張りましょう!笑
は、は、は、
私もがんばります!