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老乱
「老乱」 久坂部羊 著 朝日新聞出版 私も物忘れがひどくなってきた。夫が「あんたは完全に認知症だ!」と言ったので、私はチョットびっくりしたが「そうです。私は認知症です。ですから認知症の人の気持ちを知って、正しい話し方、ど … 続きを読む
神去なあなあ日常
「神去なあなあ日常」 三浦しをん著 徳間文庫 人は、(大雑把に分けてですが、)「山派人間」か「海派人間」に分かれるんじゃないかなと思っています。 「海派人間」の人は、水が好き。海、湖、川、魚、かもめ、ラッコ・・・ な … 続きを読む
さようならの力
大人の流儀7「さようならの力」 伊集院静 著 これぞ「あなたに読ませたい」という本に遭遇しました。 前に紹介した正岡子規と夏目漱石のことを書いた「ノボさん」がとても面白かったので、彼の小説を読みたいと思いながら、小説でな … 続きを読む
夫の始末
「夫の始末」 田中澄江 著 講談社 ラリグランス通信134号で紹介した沖藤典子さんの「老妻だって介護はつらいよ」の中に、田中澄江さんの「夫の始末」を何度も繰り返し読んだと書いてあったので興味がわき購入した。 「夫の始末 … 続きを読む
しぶとく生きろ
「しぶとく生きろ」 野坂昭如 著 朝日新聞社 野坂昭如氏の本は直木賞をとった「火垂るの墓」しか読んでいない。1945年6月5日の神戸大空襲に遭遇し,厳しくも優しく育ててくれた養父母と家屋敷全てを失い、瓦礫の中にのこされた … 続きを読む
となりの芝生
「となりの芝生」 伊集院静 著 文藝春秋 週刊文春で連載されていたという悩み相談のコラムからの抜粋集です。 *<すぐ役に立つものは、すぐ役にたたなくなる>で、8問答 *<人のこころなんかつかむんじゃねえよ>で8問答 *< … 続きを読む
命売ります。
「命売ります」三島由紀夫著 ちくま文庫 作家三島由紀夫の本は教養のために「金閣寺」を何十年も前の昔に読んだだけで、他の名作と言われた本は読んでいない。 でも彼の独特な生き方については関心があり彼に関する記事は割とよく読ん … 続きを読む
プラテーロと私
「プラテーロと私」 J.R.ヒメネス著 訳:伊藤武好 伊藤百合子 絵:長新太 最近、否、これまでにこんなに心が洗われ豊かな気持ちにさせられた本はなかったと思いました。 詩人ヒメニスが生まれ故郷のスペイン・モゲールでの生 … 続きを読む