となりの芝生

「となりの芝生」 伊集院静 著 文藝春秋

週刊文春で連載されていたという悩み相談のコラムからの抜粋集です。

*<すぐ役に立つものは、すぐ役にたたなくなる>で、8問答

*<人のこころなんかつかむんじゃねえよ>で8問答

*<手を差しのべている人にしかリンゴやブドウはおりてこない>で8問答

*<言うも言わないもあなたが決めていくことなの>で8問答

からなります。どれも驚きの名回答!ウイットに富んだ、おかしいホント笑える問答。

でも限りなく温かいお言葉。

1つ紹介しましょう・

問:部屋が片付けられません。世間では「断捨離」がブームですが、私の部屋はものであふれかえっていて、しかもどれもこれも愛着が湧いてしまってしまい捨てることが出来ません。今度、カレが初めて遊びに来るのですが、こんな部屋に通すわけにいかないし、、、。思い切ってモノを捨てたいのですが何かいい方法はありませんか?(25歳女会社員)

答:「断捨離」って何だよ?そんなブームしらんよ。物を買ってきたのはあんたでしょう、愛着があるのもあんただし。彼氏を」部屋に入れられないって、若い女が彼氏を部屋に入れて何をしようとしてんの?彼氏にも愛着あるんだろうから、そのガラクタと一緒に部屋に並べておきゃいいだろうよ。

先に片付けなきゃなんないのは、あんたのその甘えだ。

面白いでしょう?

図書館で借りてきた本ですけれど買いに走る程でもないけど大いに笑えました。

伊集院静さんの本は、本棚でも紹介した「ノボさん」がすごく面白かったけれど他の著作を読んでいないので読もうと思います。彼のことは白血病で亡くなった夏目雅子さんと結婚されたことなど、彼の生き方に興味があって週刊誌などに掲載されているエッセイなどを読んでいましたが著作を読もうとしなかったのが残念。

こんど紹介しますね。

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