投稿者「Breeze」のアーカイブ

寅さんとイエス

「寅さんとイエス」 米田彰男 著  筑摩選書 寅さんとイエスの組み合わせ。 突拍子もない組み合わせに見えますが、1神父さまによる楽しくも奥深い謎解き物語とも言えます。 著者の職業柄イエスの生涯、聖書に関しては専門的で、ギ … 続きを読む

カテゴリー: 随筆 | コメントする

須賀敦子全集(1・2巻)

須賀敦子全集 第1巻 第2巻(全8巻のうち)  須賀敦子著 河出文庫 須賀敦子さんは1998年にお亡くなりになり、存命なら84歳になられます。 丁度著者と同じぐらいの歳で尊敬している親しい友人が、「時々この本を開いて読む … 続きを読む

カテゴリー: 随筆 | コメントする

「困った人間関係」の精神分析

「困った人間関係」の精神分析  小此木啓吾著 新潮文庫 世の中には「困った人」だらけである。 この本では、その困った人たちを挙げ、その人たちの精神分析をしている。 第1章は、評判の良い困ったひとたちとしては、&#8217 … 続きを読む

カテゴリー: 随筆 | コメントする

徒然草

徒然草 吉田兼好著 角川ソフィア文庫 方丈記を読めば次は徒然草でしょう。著者吉田兼好は1,283年ごろ生まれ1,352年ごろ没という。ええっ?兼好は長明より130年ほど後輩なんですね。知らなかった。教養の無さが恥ずかしい … 続きを読む

カテゴリー: 随筆 | コメントする

方丈記

方丈記 鴨長明 角川ソフィア文庫 鴨長明(1155~1216)は平安時代の末期・鎌倉時代の文人で、彼の書いた「方丈記」は日本人の誰もが中・高校の国語授業で学んだはずです。 私もそうですが、書き始めの[行く河の流れは絶えず … 続きを読む

カテゴリー: 随筆 | コメントする

カンガルー日和

「カンガルー日和」 村上春樹著 講談社文庫 村上春樹が今年のノーベル文学賞を受賞するのではないかという噂が広まっています。 私も、先日、朝日新聞に寄稿された、彼の尖閣諸島に対するコメントなど読み、いよいよノーベル賞受賞か … 続きを読む

カテゴリー: 小説 | コメントする

空へ

「空へ」ジョン・クラカワー著 海津正彦訳 文芸春秋刊 著者は、1996年5月に、多くの死者を出したエヴェレスト登山に参加した作家で、九死に一生をえて生還した。その時散った12人の仲間に捧げる鎮魂の書である。 著者は優れた … 続きを読む

カテゴリー: ノンフィクション | コメントする

目を閉じて心開いて

「目を閉じて心開いて」ほんとうの幸せとは何だろう 三宮麻由子著 岩波ジュニア新書 三宮さんの著書の第3弾です。 少し長くなるけれど前書きから抜粋します。 ・・・  幸福について考えたくなったら、この本を開いて見て欲しい。 … 続きを読む

カテゴリー: 随筆 | コメントする

ナイチンゲールの沈黙

「ナイチンゲールの沈黙」海堂尊著 宝島社文庫 舞台は海堂尊おなじみの東城大学医学部付属病院での事件である。 粗筋は、案内役もおなじみの、不定愁訴外来の医師、田口公平講師で、今回は、小児科病棟の看護師浜田小夜と、彼女が担当 … 続きを読む

カテゴリー: ミステリー | コメントする

人生を幸福で満たす20の方法

「人生を幸福で満たす20の方法」三宮麻由子著 NHK出版 生活人新書 再び三宮麻由子さんの書です。 著者の三宮さんは、4歳の時視力を失い、その後何年も続く混乱時代の中から希望を見出し、前向きに幸福感を持ちながら生き抜いて … 続きを読む

カテゴリー: 随筆 | コメントする