投稿者「Breeze」のアーカイブ

奉教人の死

「奉教人の死」 芥川龍之介 著 「鼻」「くもの糸」「芋粥」「羅生門」「杜子春」他数々の名作を上梓し35歳で自殺をした芥川龍之介。 彼の作品には4つのジャンル「王朝もの」「時代もの」「児童もの」に加えて「キリシタンもの」が … 続きを読む

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ホーリーマザー・ポイズンドーター

「ホーリーマザー・ポイズンドーター」 湊かなえ 著 「聖なる母によって拘束された娘」とでも訳しましょうか、娘に自分の思いのたけの愛を注ぐ母親と、それに逆らえず人生を狂わされてしまった娘(息子)の話とでも言いましょうか。そ … 続きを読む

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神様の住所

「神様の住所」九螺(くら)さらら著 2019年を迎えました。 お正月にふさわしい呑気に楽しみながら読める本として革新短歌作者“くらさらら”さんの「神様の住所」を手に取りました。 現代短歌の先駆者、俵万智さんの「この味がい … 続きを読む

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シャーデンフロイデ

「シャーデンフロイデ」 <他人を引きずり下ろす快感>中野信子著 著者の中野信子さんは最近テレビにもコメンテーターとして出られることがあり、おっしゃることに同意することが多くどんな女性なのか関心があったのでこの本を手にしま … 続きを読む

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鏡の背面

「鏡の背面」 篠田節子著 大手出版社社長の令嬢として生まれ、親から受け継いだ莫大な資産を、アルコールや薬物依存、性依存、自傷行為といった問題を抱える女性たちの救済のために自らの人生を捧げ、彼らと生活をともにしていた、神様 … 続きを読む

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みぞれ

「みぞれ」 重松清 著 重松氏の著作では「疾走」と「卒業」を紹介しました。 とても感動した本でした。 今回紹介するのは11作からなる短編集です。 どれもとても面白く読みました。 重松清の本のテーマの根底にはどれも「話した … 続きを読む

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おひとりさまの最期

[おひとりさまの最期]  上野千鶴子著 上野さんは、日本における女性学・ジェンダー研究のパイオニアである社会学者。東京大学名誉教授でもある。 私は彼女の著作やエッセイなどを読んでは感動し目からうろこ、学ぶことが多くて信頼 … 続きを読む

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羊と鋼と森 

羊と鋼の森  宮下奈都 著 この「羊と鋼と森」は本屋大賞を受賞し映画化もされて友達からも勧められた本です。 ピアノ調律師を志す1少年外村(名前は出てこない)がプロとして成長していく過程がテーマと聞いていましたが、題名の意 … 続きを読む

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光の海

「光の海」 津村節子 著 2009年6月22日に紹介しています。 感想書いていますので読んでみてください。 内容はすっかり忘れていていましたが読みながら思い出しました。 10篇ある短編のうち「光の海」を取り上げて、「自分 … 続きを読む

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未来

「未来」湊かなえ著 10歳の女の子、佐伯章子のもとに、一通の手紙が届く。それは20年後の章子からの手紙。 手紙には「二十年後の章子です。あなたは今お父さんを失った悲しみ、発達障害を患っているようなお母さん、教室ではいじめ … 続きを読む

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