おひとりさまの最期

[おひとりさまの最期]  上野千鶴子著

上野さんは、日本における女性学・ジェンダー研究のパイオニアである社会学者。東京大学名誉教授でもある。

私は彼女の著作やエッセイなどを読んでは感動し目からうろこ、学ぶことが多くて信頼している。

「おひとりさまの最期」は、誰にとっても必読書であることを確信しお勧めしたい。

今地球に生きている人々全員100%命を終える。私もあなたも。

一人で,または数人一緒に,日本で、外国で死ぬこともあることも稀にあろうけれど死にます。

この本では現在の日本で、ひとりで死を迎えることになる私またはあなた、またはおひとりさまの親を持つ息子娘、への指南書である。

16章にわたって書かれています。

1章・み~んなおひとりさま時代の到来

2章・死の臨床の常識が変わった

3章・在宅死への誘導?

4章・高齢者は住宅弱者か?

5章・在宅ホスピスの実践

6章・在宅死の条件

7章・在宅ひとり死抵抗勢力

8章・在宅ひとり死の現場から

9章・ホームホスピスの試み

10章・看取り士の役目

11章・看取りをマネージメントする

12章・認知症になっても最期まで在宅で

13章・意思決定を誰にゆだねるか?

14章・離れている家族はどうすればよいのか?

15章・死の自己決定は可能か?

16章・死にゆくひとはさみしいか?

あとがき

題目をこうして掲げるとなんだか恐ろしい感じがしますが全然そんな感じではありません。

ふん、ふん、なるほど、なるほど、それは知らなかった、そうだよねえ。と納得と安心感を覚える本でした。

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