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クアトロ・ラガッツィ
「クアトロ・ラガッツィ」 若桑みどり著 集英社文庫(上下) 信長の時代にローマを目指した「天正少年使節」についてはずっと関心があった。 新聞でこの本が、<昨秋突然逝った著者の大佛次郎賞を受賞した懇親の作であり、天正少年使 … 続きを読む
走ることについて語るときに僕のかたること
「走ることについて語るときに僕のかたること」村上春樹著 文芸春秋社 村上春樹氏の作風から天才的(物語が身体から湧き出るように出るのを文章にまとめていく)作家かと思っていたのだけれど、彼のエッセイなどを読むと小説家という職 … 続きを読む
蛙男
「蛙男」 清水義範 著 幻冬舎 清水義範さんのファンです。 彼の小説は、普段見落とされがちなもの無視されるもの不運な人のこと等に焦点をあてて、読者を驚かせ楽しませるところが面白いのです。 この「蛙男」も私にはけっして … 続きを読む
受験のシンデレラ
「受験のシンデレラ」 和田秀樹 著 小学館文庫 主人公の卒業した学校が、ウチの近所にある全国1の東大進学校「灘校」で、映画化もされ話題になっているこの本を友だちが面白かったというので読んでみた。 主人公五十嵐は灘校から現 … 続きを読む
誇りを持って戦争から逃げろ!
「誇りを持って戦争から逃げろ!」 中山治著 ちくま新書 近未来には戦争に巻き込まれるだろう日本について真剣に考えさせられた本でした。 報道で知らされる世界情勢を見聞きするたび、又、ネパールから戻るたび、「日本は平和でいい … 続きを読む
深泥丘奇談
「深泥丘奇談」 綾辻行人著 メディアファクトリー発行 新聞で紹介されたのを見てすぐ買いました。 京都に私が子どもの頃からよく知っている今でも独特の風情を残している深泥池(ミドロガイケ)というところがあり、その近辺で起こ … 続きを読む
愛のひだりがわ
「愛のひだりがわ」筒井康隆著 岩波書店 日本の、否、地球の未来は暗いという思いが強くなってきています。 この本の時代背景は何年か後の荒廃しきった日本です。 荒廃の有様はとてもリアルに描かれてあります。警察は役に立たずみな … 続きを読む
白夜行
白夜行 東野圭吾著 集英社 またまた東野圭吾のミステリーを図書館で見つけて借りてしまった。 これも「流星の絆」と同じく2人の子供(小学6年)の復讐劇である。 この本は帯に書いてあるように<二人の周囲に見え隠れする、幾つ … 続きを読む