小説」カテゴリーアーカイブ

森に眠る魚

「森に眠る魚」角田光代著 双葉文庫 東京の文京区の街で出会った5人の母親が、最初は育児を通して仲良くなったけれど、幼稚園と小学校入試戦争に巻き込まれろ。 最初は理想的な育児の情報交換などしながら仲良くなっていたのが、幼稚 … 続きを読む

カテゴリー: 小説 | コメントする

赤毛のアン

赤毛のアン モンゴメリ著 村岡花子訳 新潮文庫 「赤毛のアン」シリーズ1が、今遠方にいる夫から送られてきた。 母の日ではあったのだけれど、一体どういう理由で贈る気になったのだか分からない。プレゼントです。と言ったが、おそ … 続きを読む

カテゴリー: 小説 | 3件のコメント

クアトロ・ラガッツィ

「クアトロ・ラガッツィ」 若桑みどり著 集英社文庫(上・下) 副題 天正少年使節と世界帝国  世界で未曾有のジェノサイド[大量虐殺]が、ナチによるユダヤ人虐殺だけではなく日本でもあったということを、世界に余り知られていな … 続きを読む

カテゴリー: 小説 | コメントする

回転木馬のデッド・ヒート

「回転木馬のデッド・ヒート」村上春樹著 講談社文庫  「事実は小説より奇なり」という言葉があるが、普通に暮らしている人の生活には、私が考えたり想像したこともないような事実がある。 村上春樹は言う(書く)。  [ここに収め … 続きを読む

カテゴリー: 小説 | 4件のコメント

野ばら

「野ばら」林眞理子著 文春文庫  友達が「しょうもない小説だけど読む?捨ててくれていいわ」と渡してくれた本である。  本当にしょうもなく、つまらない本だった。でも、いやな話だなあと思いながらも最後まで読んでしまったのは、 … 続きを読む

カテゴリー: 小説 | 2件のコメント

終わらざる夏

「終わらざる夏」浅田次郎著 集英社文庫 上中下 作家浅田次郎が、どうしても書き遺したいと30年かけて書き上げたというのを新聞で知り、8月15日の敗戦記念日までに読んでおきたいと思っていた。 文庫本上中下。内容もずっしり重 … 続きを読む

カテゴリー: 小説 | コメントする

卒業

[卒業] 重松清 著 新潮文庫 「まゆみのマーチ」「あおげば尊し」[卒業]「追伸」という4編の小説からなっています。  重松氏が巻末のあとがきで次のように書いておられます。少し長いですが書き写します。 連作に取り掛かるに … 続きを読む

カテゴリー: 小説 | コメントする

カンガルー日和

「カンガルー日和」 村上春樹著 講談社文庫 村上春樹が今年のノーベル文学賞を受賞するのではないかという噂が広まっています。 私も、先日、朝日新聞に寄稿された、彼の尖閣諸島に対するコメントなど読み、いよいよノーベル賞受賞か … 続きを読む

カテゴリー: 小説 | コメントする

テンペスト

「テンペスト」 池上永一著 角川文庫 文庫本4巻からなる大スペクタル! 久しぶりに読み応えのある小説にめぐりあい夢中で読んだ。 仲間由紀恵が主演してドラマ化映画化舞台化もされた人気抜群の華麗な小説です。 舞台は19世紀末 … 続きを読む

カテゴリー: 小説 | コメントする

亡命者

「亡命者」 高橋たか子 著 講談社 この本の主題になっている「亡命者」というのは、辞書に載っているように、いわゆる政治上の原因で本国を脱出して他国に身を寄せる人とは全然違った話で驚かされた。 自分という人間を実態としてと … 続きを読む

カテゴリー: 小説 | コメントする