小説」カテゴリーアーカイブ

風の歌を聴け

「風の歌を聴け」 村上春樹著 「私の本棚」でも紹介した、「海辺のカフカ」に感動した私は、村上春樹の処女作「風の歌を聞け」を読まなきゃいけないという気持ちになっていました。 図書館にも近くの本屋さんにもなくやっとKさんから … 続きを読む

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人は思い出にのみ嫉妬する

「人は思い出にのみ嫉妬する」 辻仁成 著 ・ ・この物語は、水と思い出を巡る、物語でもある。・・ という文章でこの話は始まります。 戸田悠仁と愛麗と栞と安東準という4人のからみあった恋愛と嫉妬のもつれが、あたかも雨が蒸発 … 続きを読む

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宇宙への秘密の鍵

「宇宙への秘密の鍵」ルーシー&スティーヴン ホーキング 著 今夜は十五夜。 まんまるに輝く素晴らしいお月様を仰ぎ見て、今夜にふさわしい本の紹介です。 この本は、アインシュタインに次ぐという有名な車椅子の宇宙科学者であるス … 続きを読む

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ねじまき鳥クロニクル

「ねじまき鳥クロニクル」村上春樹著 舞台は1984年の冬。あ、そういえば最近出版された村上春樹の話題の本題が「1Q84」だから、著者にとって1984年は特別の年なのだろうか?1Q84をまだ読んでいないので分かりません。 … 続きを読む

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きつねのはなし

「きつねのはなし」森見登美彦著 きつねのはなし:古道具屋から品物を託された青年が訪れた奇妙な屋敷。彼はそこで魔に魅入られたのか。美しく怖ろしくて愛おしい、漆黒の京都奇譚集。 小説の舞台を読者がよく知っている場所かどうかで … 続きを読む

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海辺のカフカ

「海辺のカフカ」村上春樹 著 面白くて面白くて一気に読んだ。 主人公は15歳の少年。4歳のとき少年を父の元にのこし母は姉を連れて出て行ってしまう。それっきり母とは音信普通である。 もう一人の主人公は東京中野区に住むナカタ … 続きを読む

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阿弥陀堂だより

阿弥陀堂だより 南木佳士著 心が静まり心があったかくなるいい本だった。 背景になる谷中村は7つの小さな集落からなる周囲を山に囲まれた過疎地である。 その地で親から見離され祖母に育てられた上田孝夫は、再婚して東京に住む父親 … 続きを読む

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世にも珍妙な物語集

「世にも珍妙な物語集」清水義範著 日常生活で「ちょっと変だな」とチラッと思うことはあっても、「まあ、そんなもんだろう」と深く考えず私達は生きている。 そこを清水先生は人が何気なく見過ごしてきた習慣に目をつけ、お得意のユー … 続きを読む

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極北クレイマー

「極北クレイマ-」 海堂尊著 舞台は人口10万の北海道の過疎地、極北市。そこは地場産業も乏しく財政困難で、市民病院も倒産の危機に陥っている。その病院に非常勤外科医として赴任した今中良夫医師の奮闘記である。 堕落しきった極 … 続きを読む

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光る海

  津村節子の小説には、ひたむきにしたたかに生きる女性の姿が描かれていることが多い。 いずれにも困難を乗り越えて淡々と生きぬく女性の姿がある。 「光る海」には、そんな10の短編小説が収まっている。 どれも「死」 … 続きを読む

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