小説」カテゴリーアーカイブ

終末のフール

「終末のフール」 伊坂孝太郎著 2006年初版 8年後に小惑星が地球に激突し地球が破壊され滅亡するというニュースが世界中のメディアから発表された。 [世界中は騒ぎ。各国の政府が知恵を出し合い、仰々しいセレモニーまで開いた … 続きを読む

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ミーナの行進

「ミーなの行進」小川洋子著 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 父を亡くして母子家庭になった朋子の母は、岡山を出て東京の洋裁専門学校で勉強することになる。それで朋子は1972年3月から1年間芦屋に住む叔母夫婦の家に預けら … 続きを読む

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銀色のかぎ針

「銀色のかぎ針」小川洋子著 「やさしい訴え」とあわせて読んだ小川洋子の短編集「海」を紹介します。 「銀のかぎ針」は、「海」に載せられている7編の短編のうちの一つです。 たった4ページの短さ! ・・・・・・・・・・・・・・ … 続きを読む

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やさしい訴え

「やさしい訴え」小川洋子著 久々の小川洋子。 主人公の瑠璃子の語りで話が紡がれる。 瑠璃子は暴力と浮気の夫から逃れ、父親が遺した古い信州の別荘に逃げ込むところから話が始まる。 別荘の近くに、チェンバロの制作者の新田と助手 … 続きを読む

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ジーン・ワルツ

「ジーン・ワルツ 」 海堂 尊 著 新潮文庫 内容は本のカバーに書かれた案内をそのまま写させて頂きます。 「帝華大学医学部の曽根崎理恵助教は、顕微鏡下体受精のエキスパート。彼女の上司である清川吾郎准教授も彼女の才能を認め … 続きを読む

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人質の朗読会

人質の朗読会  小川洋子著 中央公論新社 地球の裏側にある、一度聞いただけではとても発音できそうもない名前のある村で、日本人観光客8名が乗ったバスが反政府ゲリラにより拉致され人質にされる。いつ解放されるか分からないまま月 … 続きを読む

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深い河

「深い河」遠藤周作著 講談社 ラリグランスクラブでは視覚障害者のためにLSG(学生寮)を計画中で、そのために本年度は資金集めのためのバザーを本腰入れて頑張ろうと思っています。 事始にお隣のガレージを借りてのガレージセール … 続きを読む

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八日目の蝉

「八日目の蝉」 角田光代著 (中央文庫)    蝉は地中で10年ほど暮らしたのち地上に出て7日で死ぬといいます。そこで死なないで「8日目を迎えた蝉」の運命は、、、。というのでしょうか?面白く読みました。 不倫相手のところ … 続きを読む

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大聖堂

大聖堂」ケン・フォレット著 矢野浩三郎訳 ソフトバンク文庫(上中下)                            ヨーロッパに行っていくつもの大聖堂を眺めたことがあります。 空に高くそびゆる塔、美しいステンドグ … 続きを読む

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苦役列車

「苦役列車」 西村賢太著 第44回芥川賞受賞作 著者は、同時に芥川賞を受賞された朝吹真知子さんと生まれ育った境遇は天と地の差があります。 朝吹さんは代々フランス文学の名門育ちで慶応大学大学院で近世歌舞伎を専攻という。 か … 続きを読む

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