月別アーカイブ: 2008年2月

いのちの優しさ

「いのちの優しさ」高史明著 筑摩書房 高史明氏は1932年生まれの在日朝鮮人2世で貧困と差別の他さまざまな困難の中を生きてこられた作家です。 1975年の愛息の自死には大きな衝撃をうけられ作家活動と平行して多くの中・高等 … 続きを読む

カテゴリー: 随筆 | コメントする

釈迦

釈迦 瀬戸内寂聴著 新潮社 仏教の祖である釈迦(世尊)・ゴータマブッタの伝記小説である。 ブッダの生涯ずっと傍らに付き添った弟子アーナンダが80歳を過ぎた世尊の最後の遊行を共に歩きながら語り部となって話が進められる。 ル … 続きを読む

カテゴリー: 小説 | コメントする

しばわんこの和のこころ

しばわんこの和のこころ 絵と文:川浦良枝 白泉社 日本の文化・風習を季節の移り変わりにあわせて柴犬の「わんこ」が紹介するきれいな絵本です。 絵本といえども日本の文化図鑑ともいえます。茶道に花道。満ち欠けする月の風雅な呼び … 続きを読む

カテゴリー: 画集・絵本 | コメントする

星野道夫の宇宙

「星野道夫の宇宙」 星野道夫著 朝日出版社 私が好きで尊敬する写真家である星野道夫(1952?1996)写真展を観にいった。 2月18日まで。於:神戸大丸ギャラリー 星野道夫さんはアラスカの野生動物や自然を写真とエッセイ … 続きを読む

カテゴリー: 画集・絵本 | コメントする

遥かな山やま

「遥かな山やま」 泉靖一 著 私はフィールドワーカーを愛し尊敬しています。 最初にその魅力に気付かせてくれた人は、元朝日新聞記者の本多勝行さんです。 もう40年も前の私が高校生のころ朝日新聞にカナダエスキモーのルポジュタ … 続きを読む

カテゴリー: ノンフィクション | 2件のコメント

疾走 重松清著

「疾走」(上・下) 重松清著 角川文庫 話の要約は本の表紙裏に書かれたものを写します。 <<広大な干拓地と水平線が広がる町に暮らす中学生のシュウジは、寡黙な父と気弱な母、地元有数の進学校に通う兄の4人家族だった。教会に顔 … 続きを読む

カテゴリー: 小説 | 4件のコメント