「黄落」佐江衆一 著
Y子さんが、「この前紹介していた〔長きこの夜〕を読む前に〔黄落〕を読んでみたけれど、あの本がベストセラーだったとは信じらんないよ?!気分悪かったわ」と、おっしゃったものだから、再読しました。
内容をほとんど忘れていて、読むうちに思い出すという感じで読み始めたのですが面白い!私は名作と思いますよ。
Y子さんは、自分の親を介護するにあたっての夫(著者)の勝手な考えと嫁になる妻への無理解とかが、、、と言ってられれたようだけれど、何がY子さんに受け入れられなかったのか今度はっきり聞いてみなくっちゃ。
介護が必要になった老人にたいして、男と女の考え方の相違、介護する立場とされる立場、夫婦間の考え方の相違、がよく書かれていて成るほどと凄く感じ入ることが多かったです。
♪?男と女の間には深くて渡れぬ河がある?♪加藤登紀子さんの歌を思い出しました。
ベストセラーのなっていい本だと思いましたよ。
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黄落
どんな本でもたいていは読了すると「面白かった」という感想で、「読まなきゃ良かった」なんて思う事など滅多にないのだけれど。…