「イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ」 トルストイ著
トルストイは19世紀を代表する作家の1人、ロシアの小説家です。徹底した反権力思想、非暴力主義者でした。
私は若いときに「アンナ・カレーニナ」「戦争と平和」など読み、暫く空白があって、子育ての時に、息子達が気に入っていた「おおきなかぶ」がトルストイの手によるものと知り驚いたことがあります。
そいてまたまた空白があって今回トルストイの「イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ」を読みました。
新型インフルエンザ騒ぎで家に軟禁状態のため、書棚から何時収めたかまったく忘れていたこの本を取り出したのです。
「イワン・イリイチの死」に書かれているのは、19世紀のロシアの1裁判官が迎えた「死」についてのお話です。
「クロイツェル・ソナタ」は結婚についての男女の愛についての話です。
国が違い、時代背景が150年も違っても、人間が生まれ死に至る道程は短く、その間に遭遇する人々の生活・恋愛・病・死で感じる喜怒哀楽には違いがありません。
さすがに歴史にのこる作家の著作だけあって、とっても面白く、私自身の生き方にも合わせられ考えさせられた本でした。
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