おくりびと 百瀬しのぶ 著 小学館文庫
アカデミー賞受賞映画「おくりびと」を、素直に物語りにした本である。
映画を観た人は、みんなそろって「感動した」と言っていた。
映画を見に行く機会を逃したので本を買って読んだ。
亡くなった人を、心をこめて送る仕事師である‘納棺師’のことがテーマである。
人の生と死を考えさせるテーマとしては、以前に紹介した‘悼む人’の方が数倍も深い。
でも観た人が口をそろえて言っていた映像の美しさはイメージできて楽しんだ。
「雪化粧された田んぼ、民家の屋根、連なる山々、そして白い雲。すべてがダイヤモンドを敷き詰めたようにきらきら光っている」
そして目に浮かぶは演ずる本木雅弘と山崎努、広末涼子。
映画から起こした本は、映画を超えませんね。
この映画の元になったという「納棺夫日記」という本を読んだ方がよかったかも。
投稿カレンダー
2024年12月 日 月 火 水 木 金 土 « 2月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 -
最近の投稿
最近の投稿
- 蛍草 (2)
- ホーリーマザー・ポイズンドーター (2)
- 3/18 Breeze
- 3/18 Kiyoko Nagasaka
- 君たちはどう生きるか (8)
- 7/04 Breeze
月別アーカイブ
カテゴリー
メタ情報