「ベツレヘムの星」 アガサ・クリスティー著 中村能三 訳
アガサ・クリスティー(1890 ~ 1976)は少なくとも中年以降の人は一度は読んだであろうイギリスのミステリー小説家です。人間の深層にせまる優れた洗練されたストーリーとどんでん返しのミステリーに私もはまって若い時に何冊も読みました。
数年前でしたが友人がクリスマスに「ベツレヘムの星」面白いから読んでみてとプレゼントしてくれました。私のアガサ・クリスティー小説イメージと全然違った本で驚き新鮮に感じました。
クリスマスが近づきもう一度読んでみたところ、更に深い感動を呼び覚ましてくれみんなに紹介したくなりました。
赤木かん子さんの推薦文をそのまま引用させていただきます。
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聖書に題材をとった物語と詩を集めたクリスマスブックです。人間の心理についての鋭い観察力と卓越したストーリーテリングが作り上げた小宇宙は、ミステリに劣らぬ驚きと優しいさわやかな感動に満ちています。
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クリスティーは毎年クリスマスに新刊をだしたそうです。「ベツレヘムの星」はミステリーではないので、あまり知られてないそうですが、これぞ人間が持つミステリーゾーンを鋭くついた最高の逸品だとおもいます。
11の短編からなっていますが、クリスマスなのですべてキリストとマリアの話です。
大人用のお話、かなり辛口、しんらつ。聖書を知らない読者には、意味が伝わらないかもしれないかな。
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